みだれ髪
『 みだれ髪 』
与謝野晶子
1901
俳句・詩

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "東洋文学", "日本文学", "近代日本文学", "俳句", "詩" ]

テーマ

恋 女性の心情

概要

日本の歌人・与謝野晶子作の処女歌集。女性の恋愛感情を素直に詠んだ斬新な作風は、当時賛否両論を巻き起こした。

目次

内容

「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」。凛然と、誇らかな情熱をもって、命がけの恋心を、今この時の自身の美しさを歌いあげた。 与謝野晶子は既婚者の鉄幹に思いを届ける大胆な「恋歌」を、彼の主宰する文芸誌『明星』に投稿し続け、挙句の果てに大阪の実家を飛び出して彼と結婚した。その時に鉄幹が晶子に勧め、晶子が彼に送った激しい恋の歌をまとめた歌集『みだれ髪』を出版した。
与謝野晶子
与謝野晶子
日本

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "東洋文学", "日本文学", "近代日本文学", "俳句", "詩" ]

著者紹介

「明星」の主宰者与謝野鉄幹と結婚。『みだれ髪』を刊行。積極的な人間性賛美の声を艶麗大胆に歌い、「明星」の浪漫主義短歌の指標となる。 歌集「火の鳥」や詩歌集「恋衣」を残したほか、日露戦争に出征した弟を思う詩「君死にたまふことなかれ」や、源氏物語の現代語訳などでも知られる。