アルプスの少女ハイジ
『 アルプスの少女ハイジ 』
ヨハンナ・シュピリ
1880
近代スイス文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代スイス文学", "児童文学" ]

テーマ

心のあり方 心の闇 豊かさ 家族のあり方

概要

1974年に日本でアニメーション化され、今なお圧倒的な人気を誇る「アルプスの少女ハイジ」。原作には、かつて傭兵として殺人も犯したことがあるおじいさんの心の闇、クララの医師クラッセンの深い喪失体験と再生など、アニメ作品では割愛された文学的な要素がたくさん盛り込まれている。

目次

内容

孤児となり叔母デーテに育てられたハイジは、やっかいばらいのようにしてアルムの山小屋にひきこもるおじいさんの元へあずけられる。暗い過去をもち人間嫌いとなり果てていたおじいさんは、当初こそ心を閉ざしていたが、天真爛漫に明るさをふりまくハイジに魅了され心をほどいていきます。 しかし蜜月は長くは続かない。デーテの身勝手によってハイジはフランクフルトに連れ去られ、おじいさんから引き離される。足の不自由な良家の少女クララ・ゼーゼマンの話し相手を申しつかるハイジは、彼女と友情を育んでいくが、執事ロッテンマイヤーの厳しい躾やアルムの大自然とはかけ離れた過酷な都市の環境は、やがてハイジを心の病へと追い込んでいく。
ヨハンナ・シュペリ
ヨハンナ・シュピリ
スイス

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代スイス文学", "児童小説" ]

著者紹介

スイスの作家である。『アルプスの少女ハイジ』の著者として知られる。ヨハンナは慈善活動家でもあった。その活動と並行して執筆業に励み、亡くなるまでに50以上の物語を出版した。