アンドロマケ
『 アンドロマケ 』
エウリピデス
-425
ギリシャ戯曲

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "古代ギリシャ文学", "戯曲" ]

テーマ

悲劇 愛憎

概要

古代ギリシアのエウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。上演された記録は無く、紀元前425年頃の作品と推定される。

目次

内容

トロイア戦争終結後、トロイア王子ヘクトール妻だったアンドロマケを妾としたアキレウスの子ネオプトレモス、その後の妻であるスパルタ王メネラーオスの娘ヘルミオネー等の愛憎が交錯した物語が、テッタリア地方プティーアーのネオプトレモスの館前を舞台に描かれる。
エウリピデス
エウリピデス
ギリシャ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "古代ギリシャ文学", "戯曲" ]

著者紹介

古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。 同時代のソポクレスと対照的に、革新的で新思考的であった。様式面では既に縮小傾向にあった合唱隊の役割をさらに小さくしたこと、それに伴って俳優が短い文章によって応酬する場面を多く用いたこと、そして「機械仕掛けの神」を多用したことが特徴である。 内容面では、作品の主題を神話から取りながらも、その行動においてはもはや神々や英雄というより市井の人間のような人物を描き、細やかな心理描写を得意とした。これは後の新喜劇につながる特徴でもある。