アンネの日記
『 アンネの日記 』
アンネ・フランク
1947
現代ドイツ文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "ドイツ文学", "現代ドイツ文学", "日記" ]

テーマ

戦争体験 親への反抗心 恋心 希望 不安

概要

ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクによる日記様の文学作品。ナチスドイツ占領下のアムステルダムで、ユダヤ人狩りを逃れ隠れ家で暮らした日々を記録したもの。

目次

内容

国家社会主義ドイツ労働者党によるユダヤ人狩りのホロコーストを避けるために、咳も出せないほど音に敏感だった隠れ家に潜んだ、8人のユダヤ人達の生活を活写したもの。 最初は、学校での先生や友人との出来事、厳しさを増すユダヤ人差別の状況などが書かれています。しかしすぐにユダヤ人狩りの手が迫り、2年間にわたる潜伏生活が記されている。 親への反抗心や、異性への憧れ、将来への希望や不安なども描かれている。
アンネ・フランク
アンネ・フランク
ドイツ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "ドイツ文学", "現代ドイツ文学", "日記" ]

著者紹介

『アンネの日記』の著者として知られるユダヤ系ドイツ人の少女である。 ドイツ国のフランクフルト・アム・マインに生まれ。ナチスの政権掌握後、迫害から逃れるため、一家で故国ドイツを離れてオランダのアムステルダムへ亡命した。しかし第二次世界大戦中、オランダがドイツ軍に占領されると、オランダでもユダヤ人狩りが行われ、隠れ家で潜行生活に入ることを余儀なくされた。 隠家は発見され、隠れ家住人は全員がナチス強制収容所へと移送された。アンネは同収容所の不衛生な環境に耐えぬくことはできず、チフスを罹患して15歳にしてその命を落とした。1945年3月上旬ごろのことと見られている。 隠れ家には、アンネがオランダ語でつけていた日記が残されていた。オットーの会社の社員で隠れ家住人の生活を支援していたミープ・ヒースがこれを発見し、戦後まで保存した。8人の隠れ家住人の中でただ一人戦後まで生き延びたオットー・フランクはミープからこの日記を手渡された。オットーは娘・アンネの戦争と差別のない世界になってほしいという思いを全世界に伝えるため、日記の出版を決意した。この日記は60以上の言語に翻訳され、2,500万部を超える世界的ベストセラーになった。