
『 アーサー王物語 』
中世後半
中世西洋文学
名著の概要
ジャンル
[
"文学",
"中世文学",
"中世西洋文学"
]
テーマ
騎士道
ロマンス
悲劇
超自然の不思議
概要
中世の騎士道物語。騎士道が花開く中世後半になると、アーサー王伝説はシャルルマーニュ(「フランスもの」)やアレクサンドロス3世(大王)(「ローマもの」)と並んで「ブルターニュもの」と呼ばれる騎士道文学の題材となり、フランスを中心に各地でさまざまな異本やロマンスが作られた。
目次
内容
現在、アーサー王物語として一般に知られているのは、中世後期に完成し、トマス・マロリーがまとめたアーサー王を中心とする騎士道物語群である。これは大きく四つの部分に分ける事ができる。
・アーサーの誕生と即位。ローマ皇帝を倒し、全ヨーロッパの王になるまでの物語。
・アーサー王の宮廷(キャメロット)に集った円卓の騎士達の冒険とロマンス。
・聖杯探索。最後の晩餐で使われたという聖杯を円卓の騎士が探す物語。
・ランスロットと王妃グィネヴィアの関係発覚に端を発する内乱(実子モルドレッドとのカムランの戦い)。王国の崩壊とアーサー王の死(アヴァロンへの船出)、コンスタンティンへの王位継承。
魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、トリスタンとイゾルデ、聖杯探求……
「アーサー王伝説」あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの源泉となっている。

トマス マロリー
イギリス
著者の概要
ジャンル
[
"文学",
"中世文学",
"中世西洋文学"
]
著者紹介
マロリーの生涯に関して確実とされるものは少ない。おそらく1405年前後に生まれたとされているが、もっと前に生まれていたとする学者もいる。名作『アーサー王の死』の完成から2年もたたない1471年に、彼は死んだ。
イングランド議会の議員に2度選出。1450年代には、強盗、強姦、羊泥棒、バッキンガム公暗殺未遂などの罪を犯した。2回脱獄している(片方は武器を用いての強行突破、もう片方は堀を泳いでの逃走)。ロンドン内の複数の刑務所に投獄されたが、保釈で出獄中の収監になったこともある。