オイディプス王
『 オイディプス王 』
ソポクレス
-475
ギリシャ戯曲

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "古代ギリシャ文学", "戯曲" ]

テーマ

運命 悲劇 転落 葛藤 破滅

概要

テーバイの王オイディプスの物語を題材とする。ギリシャ悲劇の最高傑作であるのみならず、古代文学史における最も著名な作品であり、後世に多方面にわたって絶大な影響をもたらした。

目次

内容

原因不明の疫病が蔓延し破滅の危機に瀕した古代ギリシア都市国家テバイ。名君として知られるオイディプス王はその原因を究明すべく神への神託を請う。神託の結果は「先王ライオスを殺害したものを罰せよ」。 犯人探しに乗り出すオイディプスですが、真相が明らかになるにつれ、自分自身の出生の秘密が少しずつ明らかになってく。やがて、先王ライオスこそオイディプスの実の父親であり、オイディプスがその父を殺害し、実の母親を娶ったという事実が白日の下にさらされる。衝撃的な事実に直面し、母親は自殺。オイディプスは自分自身を罰すべく自ら目をつぶす。
ソポクレス
ソポクレス
ギリシャ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "古代ギリシャ文学", "戯曲" ]

著者紹介

現代まで作品が伝わる古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人。 また、ソポクレスは、脇役を加えることにより、プロットを説明するにあたってコロスが担っていた重要性を低下させたという点で、作劇法の発展に影響を与えた。また、アイスキュロスなどの先行する詩人たちから、登場人物を大きく発展させた。