ホメロス_オデュッセイア
『 オデュッセイア 』
ホメロス
紀元前8世紀
ギリシャ文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "ギリシア文学", "詩" ]

テーマ

ギリシャ神話 冒険 人情 恋

概要

『イーリアス』の続編作品にあたり、そのため叙事詩環の一つに数えられることもある。長編叙事詩では、古代ギリシア文学最古期にあたる。紀元前8世紀頃に吟遊詩人が吟唱する作品として成立し、現在の24巻からなる叙事詩に編集された。

目次

内容

トロイア戦争が終わったあとの、オデュッセウスの漂流と帰還について書かれた物語。イタケーの王である英雄オデュッセウスがトロイア戦争の勝利の後に凱旋する途中に起きた、10年間にもおよぶ漂泊が語られ、オデュッセウスの息子テーレマコスが父を探す探索の旅も展開される。不在中に妃のペーネロペー(ペネロペ)に求婚した男たちに対する報復なども語られる。
ホメーロス
ホメロス
ギリシャ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "古代文学", "ギリシア文学", "詩" ]

著者紹介

紀元前8世紀末のアオイドス(吟遊詩人)であったとされる人物を指す。実在するかはいまだ不明であるが、西洋文学最初期の2つの作品、『イーリアス』と『オデュッセイア』の作者と考えられている。 当時の叙事詩というジャンルを1人で代表するホメーロスが古代ギリシア文学に占める位置は極めて大きい。ホメーロスの作品に与えられていた史料としての価値は、今日では極めて高いものと見做されているため、西洋において叙事詩というジャンルを確立した文学的創造、詩としての価値をさらに高めた。