ソネット集
『 ソネット集 』
シェイクスピア
1609
中世イギリス戯曲

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "イギリス文学", "中世文学", "中世戯曲" ]

テーマ

恋愛 美 政治 死

概要

シェイクスピアがソネット形式で書いた詩集である。詩人、貴公子、「ダーク・レディー」をめぐる生々しい人間ドラマを、万物流転の様相のなかに描き出しており、内容表現ともにイギリス文学史を通じて最高のソネット集といわれる。

目次

内容

3つの部分から成る。 主要部 (1~126番) はパトロンである美貌の貴公子にあてたもの。まず彼の美貌をたたえ、その美を永遠に残すために結婚して子をもうけよとすすめ、続いて別離のつらさ、詩人の恋人を盗んだ貴公子への怨言、ライバル詩人の介入への嫉妬、憂悶、絶交状態、友情の回復と愛の勝利を歌う。 第2部 (127~152番) は黒い髪、黒い目のダーク・レディーに関するもので、彼女への賛美を連ねながらもライバルの存在をほのめかし、女の不実を詰責し、業のごとき肉欲を呪った「毒舌の」ソネットも含まれる。 第3部 (153,154番) はキューピッドを詠んだもので、本編とは直接の関係をもたない
シェイクスピア
シェイクスピア
イギリス

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "イギリス文学", "中世文学", "中世戯曲" ]

著者紹介

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、もっとも優れた英文学の作家とも言われている。また彼の残した膨大な著作は、初期近代英語の実態を知るうえでの貴重な言語学的資料ともなっている。 四大悲劇『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』をはじめ、『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ジュリアス・シーザー』など多くの傑作を残した。『ヴィーナスとアドーニス』のような物語詩もあり、特に『ソネット集』は今日でも最高の詩編の一つとされている。