ドン・キホーテ
『 ドン・キホーテ  』
ミゲル・デ・セルバンテス
1615
近世スペイン文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代スペイン文学", "近世スペイン文学" ]

テーマ

冒険 正義 滑稽 悲劇 夢

概要

騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ」と名乗って冒険の旅に出かける物語。ドストエフスキーは『作家の日記』の中で『ドン・キホーテ』を「人間の魂の最も深い、最も不思議な一面が、人の心の洞察者である偉大な詩人によって、ここに見事にえぐり出されている」、「人類の天才によって作られたあらゆる書物の中で、最も偉大で最ももの悲しいこの書物」と評した。

目次

内容

物語は前編と後編で分かれている。 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくり、自らを遍歴の騎士ドン・キホーテだと思い込み、そう名乗るようになったおじいさんが主人公。主人公は、痩せこけたロバにまたがり、農民を従え、悪を懲らしめ困っている人を助けるために遍歴の旅に出る。しかし、冒険を期待する彼の思いと裏腹に、風車を悪い巨人と勘違いして、戦いを挑んだり、宿屋の亭主にタコ殴りにされたり、ふんだりけったり。 主人公はラ・マンチャで静養し、またも旅に出る。「鏡の騎士」と名乗る騎士やライオンとの決闘をする。形はどうあれ、主人公が勝利を収める。その後、知り合いの婚姻喧嘩も仲裁し、大活躍をするが、最後にドラマが…
ミゲル・デ・セルバンテス
ミゲル・デ・セルバンテス
スペイン

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代スペイン文学", "近世スペイン文学" ]

著者紹介

世界的に名声を得たスペイン語圏による最初の文学者.スペインを代表する大文化人であり、スペインに関係する多くの文学賞や施設などに彼の名が冠されている。