ド・カモ
『 ド・カモ 』
モーリス・レーナルト
1927
宗教論

名著の概要

ジャンル

[ "宗教学", "西洋宗教学", "宗教論", "社会学", "西洋社会学", "西洋近代社会学" ]

テーマ

神話的世界について

概要

20世紀初頭南太平洋ニューカレドニア島に宣教師として赴いた著者は当時植民地化され崩壊寸前のカナク人社会を救済すべく奮闘すると共に、彼らが生きてきた《神話的世界》の解体と再生の体験を深い共感をもって描き出し、「ド・カモ(本当の人間)」の意味に鋭く迫る。

目次

内容

目次 第1章 内なる言葉 第2章 身体の概念 第3章 生者と死者 第4章 文化層の神話語学検証 第5章 情緒的生とトーテミスム 第6章 時間 第7章 社会と祭壇 第8章 首長制の類型と神話的形 第9章 言葉 第10章 構築する言葉 第11章 メラネシア世界における人格の構造 第12章 神話
モーリス・レーナルト
モーリス・レーナルト
フランス

著者の概要

ジャンル

[ "宗教学", "東洋宗教学", "宗教論", "社会学", "西洋社会学", "西洋近代社会学" ]

著者紹介

フランスの民族学者でありプロテスタント牧師。 ニューカレドニアに25年間滞在して、カナク人の間で布教に務めると共に、詳細な民族誌記述を残した。 またメラネシア人の人格・身体・思惟 の概念に関する宗教的な観点からの独特の分析をおこない、文化人類学の歴史のなかでの貢献をもたらした。 フランスの高等研究院の「宗教史ならびに非文明化の人びとの研究」講座担当者。