ノーサンガー・アビー
『 ノーサンガー・アビー 』
オースティン
1817
近代イギリス文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "近代イギリス文学" ]

テーマ

愛と経済力の対立 イギリス俗社会 猜疑的 恋

概要

『分別と多感』、『高慢と偏見』が先に出版されたが、実質的には本作品が処女作。オースティン『覚え書き』によると、ノーサンガー・アビーの原題であるスーザンは1798年から1799年にかけ執筆されたとされている。

目次

内容

この物語は、リチャード牧師の娘キャサリンが隣人のアレン夫妻とイギリス南部の都市バースを訪れることから始まる。 彼女は舞踏会で魅力的な若い男性恋に落ちる。その後、由緒正しいお屋敷に招待され、ノーサンガー・アビーに行くことに。ゴシック小説『ユードルフォの秘密』の愛読者であるキャサリンは、その屋敷はどこか暗く、古めかしく、魅力的な謎に満ちているのだろうと期待する。しかし、小説に詳しすぎるキャサリンの度を超えた想像が、とんでもない誤解を招くことに。
オースティン
オースティン
イギリス

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "近代イギリス文学" ]

著者紹介

作品の傾向は、18世紀から19世紀イングランドにおける田舎の中流社会を舞台として、女性の私生活を結婚を中心として皮肉と愛情を込めて描いている。その作品の数々は近代イギリス長編小説の頂点とみなされている。 事実、オースティンの作品はその親しみやすさから、これまでに幾度も映画化・映像化がなされてきた。