ピノッキオの冒険
『 ピノッキオの冒険 』
カルロ・コッローディ
1883
近代イタリア文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代イタリア文学", "児童文学" ]

テーマ

不条理 社会風刺 苦難

概要

1883年に最初の本が出版されて以来、100年以上にわたり読み継がれている著名な作品である。ディズニー映画によりその名を世界中に知らしめた名作でもある。

目次

内容

ある日、大工のチリエージャ親方は、意志を持って話をする丸太を見つける。そして、そこにジェッペットじいさんが現れ、丸太を木の人形にし、ピノッキオと名付ける。ところが、このピノッキオは勉強と努力が嫌いで、すぐに美味しい話に騙される。たとえば、話をするコオロギなどの忠告にも耳を貸さず、人形芝居の親方に焼かれそうになったり、狐と猫にそそのかされて、殺されそうになったりする。 終盤に巨大なサメに飲み込まれるが、マグロに助けてもらう。真面目に勉強し働くようになったピノッキオは、最後に夢に現れた妖精によって人間になる。苦難を乗り越えて人間の少年へと変化するまでの逸話が書かれている。 なお、ピノッキオのオリジナルのストーリーは、政治的風刺を、特に法制度の仕組みに対する風刺を含んでいる。
カルロ・コロッディーリ
カルロ・コッローディ
イタリア

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "その他近代文学", "近代イタリア文学", "児童文学" ]

著者紹介

イタリアの作家。 『ピノッキオの冒険』は、コッローディが亡くなった後の20世紀になって初めて、その作品の文学的な価値が児童文学の専門家たちからも完全に承認されるようになった。 作品の影響は、それが単に世界的な読者を獲得したということだけでなく、国内的にはイタリア語の普及ということにおいても多大な功績を挙げている。