フランダースの犬
『 フランダースの犬 』
ウィーダ
1872
近代イギリス文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "児童文学" ]

テーマ

友情 悲劇

概要

絵画をテーマとした貧しい少年と犬の友情を描いた悲劇として知られる。日本ではテレビアニメシリーズ「世界名作劇場」でアニメーション化され、多くの人から親しまれてきた作品。

目次

内容

舞台は1870年頃のベルギー・フランダース地方。絵を描くのが得意な少年ネロと祖父ジェハンが貧しいながらも、町民に助けられながら暮らしていた。 有名なネロの相棒パトラッシュとの出会いは、ネロが金物屋の主人に捨てられた荷車引きの犬パトラッシュを道端で助けたところから。以来、ネロとパトラッシュは一緒に暮らし、いつも一緒にいるほど仲が良くなる。 しかしジェハンは無理がたたり亡くなってしまい、ネロはたった一人きりになってしまう。貧しいネロに世間の風当たりは厳しく、願いだった絵のコンクールにも落選してしまい、とうとうネロはパトラッシュと訪れた教会のルーベンスの絵の前で静かに天に召されていくのだった。
ウィーダ
ウィーダ
イギリス

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "児童文学" ]

著者紹介

20歳ごろより小説を書き始め、1863年にデビュー作となる『囚れの身となって』 (Held in Bondage) を発表して作家活動に入る。代表作に1867年『二つの旗の下に』 (Under Two Flags) 等がある。 犬好きで動物愛護協会設立に尽力し、晩年は多数の犬と暮らした。