『 ユートピア 』
1516
西洋中世政治学
名著の概要
ジャンル
[
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋中世政治学",
"西洋古代政治学"
]
テーマ
理想郷
概要
その内容は主に、虚構の島の社会、宗教、社会的政治的習慣について述べた枠物語である。そこには共産主義的思想が含まれており、共産主義の先駆ともいわれる。
目次
内容
ユートピア(Utopia)はモアの造語で、「どこにも無い場所」に「善き場所」という意味が加味された言葉で、古くは「理想郷」あるいは「無何有郷(むかうのさと)」などとも訳されている。
ヒュトロダエウスなる人物の見聞を聞く、という設定で、第1巻でイングランドの現状を批判し、第2巻で赤道の南にあるというユートピア国の制度・習慣を描いている。
自然に従って生き、私有財産を持たない共同社会が実在しうる事を確信した。自然法と自然状態が善である証明として書かれたその主著は、ユートピアという架空の国を舞台に、自由、平等で戦争のない共産主義的な理想社会を描いたものである。
トマス・モア
イギリス
著者の概要
ジャンル
[
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋中世政治学",
"西洋古代政治学"
]
著者紹介
イングランドの法律家、思想家、人文主義者。政治・社会を風刺した『ユートピア』の著述で知られる。
大法官まで登りつめたがヘンリー8世により反逆罪で処刑された。没後400年の1935年にカトリック教会と聖公会で聖人となる。