ライ麦畑でつかまえて
『 ライ麦畑でつかまえて 』
J・D・サリンジャー
1951
現代アメリカ文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "アメリカ文学", "現代アメリカ文学", "青春小説" ]

テーマ

純粋な子どもの反抗 孤独

概要

高校を放校となった17歳の少年ホールデン・コールフィールドがクリスマス前のニューヨークの街をめぐる物語。口語的な文体で社会の欺瞞に対し鬱屈を投げかける内容は時代を超えて若者の共感を呼び、青春小説の古典的名作として世界中で読み継がれている[

目次

内容

16歳のホールデンは成績不振によって通っていた名門高校を放校処分となる。 はじめは、お世話になった先生のもとに行ったり、寮の仲間との時間を楽しもうとする。しかし、周囲の人間の理不尽さにうんざりして、追い出される前にとっとと寮から出ていく。 そして、ホールデンは自宅のあるニューヨークに戻ることになります。 しかし、名門学校まで入れてくれた両親にあわせる顔がなく、家には戻らずにホテルを転々とする放浪生活を始めます。 ニューヨークは「インチキで汚い世界」。 その汚さと孤独に絶望しながらも、ホールデンはなお、「人が好き」という気持ちを捨てることができず、退廃した生活を送りながらも、心の中では他者を求め続けていく。
J・D・サリンジャー
J・D・サリンジャー
アメリカ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "西洋文学", "アメリカ文学", "現代アメリカ文学" ]

著者紹介

アメリカ合衆国の小説家。 1919年にニューヨーク市生れ。父が貿易会社を営んでいたこともあり、裕福な家庭環境で育つ。 1942年陸軍に入隊し、1944年ノルマンディー上陸作戦に参加した。戦争を挟んで多くの短篇小説を執筆する。1951年に長篇小説『ライ麦畑でつかまえて』を刊行。2018年6月現在までに全世界で6500万部を超える大ベストセラーとなった。