『ローランの歌』
『 ローランの歌 』
不明
11世紀
中世西洋文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "中世文学", "中世西洋文学", "詩" ]

テーマ

愛国歌 騎士道

概要

『ローランの歌』は、シャルルマーニュの甥であるローランを称える、約4000行の韻文十音綴から成る叙事詩。ノルマンディ地方で用いられたアングロ=ノルマン方言の、古フランス語を用いて書かれている。レコンキスタの初期の戦いともいえる、シャルルマーニュ率いるフランク王国とイベリア半島のイスラム帝国の戦い(ロンスヴォーの戦い)を描いた物語である。

目次

内容

皇帝シャルルマーニュの家臣として勇名を馳せた名将ロラン伯と、スペインの地を統べる異教の王マルシルとの激烈な合戦を唱った雄篇。 フランス中世の戦記物語には数多くの作品が残されているが、「ロランの歌」は中でももっとも古いもので、『シャンソン・ド・ジェスト』のように、フランスの偉大なる英雄をたたえる詩としては最初のもので、愛国歌の先駆的存在ともいえる。
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不明

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