不思議の国のアリス
『 不思議の国のアリス 』
ルイス・キャロル
1865
近代イギリス文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "児童文学" ]

テーマ

ファンタジー

概要

英国の児童文学を支配していた教訓主義から児童書を解放したとして文学史上確固とした地位を築いているだけでなく、聖書やシェイクスピアに次ぐといわれるほど多数の言語に翻訳され引用や言及の対象となっている作品。

目次

内容

幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込むところからファンタジーな世界が広がっていく。 ウサギを追うも見失ってしまったアリスは、怖くなって泣いてしまいます。その涙がいつしか池になり、アリスは池に落ちてしまいます。池に落ちると、ガチョウのような鳥のドードーらと出会い、コーカスレースという競技に出場することになります。それからまた白いウサギに出会って、大きくなったり小さくなったりする。 他にも、鳥以外のしゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを描いている。 本書の画期的な作風は数多くの作人のモチーフとされてきた。物語でいえば、ファンタジーに限らず、様々な分野で本作をモチーフにしている。事実、彼の描いたキャラクターは後世の『アリス』の挿絵画家にも大きな影響を及ぼしている。
ルイス・キャロル
ルイス・キャロル
イギリス

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代イギリス文学", "児童文学" ]

著者紹介

作家としてのルイス・キャロルは、『不思議の国のアリス』の作者として非常に良く知られている。「かばん語」として知られる複数の語からなる造語など、様々な実験的手法で注目されている。キャロルの作品は出版以来人気を博し続けており、その影響は児童文学の域に止まらず、ジェイムズ・ジョイスやホルヘ・ルイス・ボルヘスのような20世紀の作家らにも及んでいる。