『 企業の本質 』
1937
シカゴ学派
名著の概要
ジャンル
[
"経済学",
"西洋経済学",
"西洋現代経済学",
"シカゴ学派"
]
テーマ
取引費用
企業とは何か
概要
取引コストで有名な著書。企業や法制度などの外部性を考慮に入れ、ある経済行為が組織で行われるか市場で行われるかを予想する理論的フレームワークを用意した。
目次
内容
従来の新古典派経済学が見落としていた取引費用概念を発見し、この発見により、なぜ経済システムには市場だけでなく企業や法制度が不可欠なのかを分析できるようになった。
ロナルド・コース
アメリカ
著者の概要
ジャンル
[
"経済学",
"西洋経済学",
"西洋現代経済学",
"シカゴ学派"
]
著者紹介
アメリカの経済学者。
The Nature of the Firm(1937年)とThe Problem of Social Cost(1960年)の二つの業績により、1991年にノーベル経済学賞を受賞した。それまで経済学において議論されてこなかった「権利」や「法」による外部性の分析、「取引コスト」概念による企業存在の基礎付けというユニークな業績を認められての受賞であった。
The Problem of Social Costで彼が発見したメカニズムは「コースの定理」として知られている。
Durability and Monopoly(1972年)は耐久消費財市場における独占企業の市場支配力の問題を扱ったものだが、そこでのコースの主張は、「コースの推論」と呼ばれ、その厳密な証明の展開など、産業組織論の多くの理論家たちの関心を集めた。