『 国家について 』
紀元前54年
西洋古代政治学
名著の概要
ジャンル
[
"西洋哲学",
"古代ギリシア・ローマ哲学",
"哲学",
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋古代政治学"
]
テーマ
国家について
政治について
理想の国家
概要
フランス啓蒙主義、更にはフランス革命に至るまで、西欧における知識人たちにおける必読文献とされ、ニッコロ・マキャヴェッリ、フーゴー・グローティウスやシャルル・ド・モンテスキュー、ヴォルテールの思想にも大きな影響を与え、キケロを以て共和主義、民主主義の象徴とする動きが連綿と続いた。
目次
内容
『国家について』において,プラトーンによる理論上の理想国家に対して歴史的ローマに理想の実現を見た上,理想の政治家像を提示してみせる.
スキピオを主役とした対話体で、政治形態の循環や哲人政治家を論じ、ローマ共和制に理想を求めたもの。自然法の概念が見られ、中世の政治思想に影響を与えた。
キケロ
ローマ
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"西洋哲学",
"古代ギリシア・ローマ哲学",
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋古代政治学"
]
著者紹介
共和政ローマ末期の政治家、文筆家、哲学者。ラテン語でギリシア哲学を紹介し、アリストテレスの教えに従う古アカデメイア学派の弁論術・修辞学を評価し、その中で自身が最も真実に近いと考える論証や学説を述べた。その著作は、ルネサンス期にはペトラルカに称賛され、エラスムス、モンテスキュー、カントなどに多大な影響を与えた。