宗教の自然史
『 宗教の自然史 』
ヒューム
1757
宗教論

名著の概要

ジャンル

[ "宗教学", "西洋宗教学", "宗教論", "哲学", "西洋哲学", "西洋近代哲学" ]

テーマ

宗教とは何か

概要

謎と神秘にみちた宗教の起源と盛衰を自然史的に考察し、多神教と一神教の比較を通じて人間本性の深部に迫る。宗教学・哲学・文化人類学等に大きな方法論的影響をあたえた先駆的論考であり、ヒューム再評価を促す古典。

目次

内容

目次 多神教が人間の原初的宗教であったこと 多神教の起原 同一主題の続き(多神教の起原) 世界の創造者ないし形成者とみなされたのではない神々 多神教のさまざまな形態―寓意譚、英雄崇拝 多神教からの一神教の起原 この学説の確証 多神教と一神教の栄枯盛衰 迫害と寛容に関して、これら諸宗教の比較 勇気ないしは卑下に関して 合理性ないしは不条理に関して 懐疑ないしは確信に関して 両種の民衆的宗教における神の本性についての不敬虔な概念 民衆的宗教の道徳への悪影響 一般的結論
ヒューム
ヒューム
イギリス

著者の概要

ジャンル

[ "哲学", "西洋哲学", "西洋近代哲学", "宗教学", "西洋宗教学", "宗教論" ]

著者紹介

イギリス・スコットランド・エディンバラ出身の哲学者である。ジョン・ロック、ジョージ・バークリーらに続き英語圏の経験論を代表する哲学者であり、歴史学者、政治哲学者でもある。 ヒュームはそれ以前の哲学が自明としていた知の成立の過程をそのそもそもの源泉から問うというやり方で問い、知識の起源を知覚によって得られる観念にあるとした。