『 形而上学叙説 』
1686
西洋近代哲学
名著の概要
ジャンル
[
"哲学",
"西洋哲学",
"西洋近代哲学"
]
テーマ
神について
世界について
力学について
人間の悟性と意志について
信仰について
概要
ライプニッツの代表作の一つ。全 37節より成る小論ながら,神,実体,力学,人間の悟性と意志,信仰をテーマとして神から世界へ,世界から神への展開のなかに彼の哲学の全体系を包括している。
目次
内容
全37節より成る小論ながら,神,実体,力学,人間の悟性と意志,信仰をテーマとして神から世界へ、世界から神への展開のなかに彼の哲学の全体系を包括している。
ライプニッツは概略を A.アルノーに送って両者の間に実体概念を中心とする論争が行われ,そこからモナドと予定調和を核とする後期の思想が発展していった。実体-主語に属性-述語を包摂させる論理学的解釈はこの著作独特のものであり,20世紀初めに B.ラッセルや L.クーチュラが注目してライプニッツの本領を『単子論』よりもむしろここに認めた。それ以来この著作は重視されるようになった。
ライプニッツ
ドイツ
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"西洋哲学",
"西洋近代哲学"
]
著者紹介
ドイツの哲学者、数学者。ライプツィヒ出身。ルネ・デカルトやバールーフ・デ・スピノザなどとともに近代の大陸合理主義を代表する哲学者である。
17世紀の様々な学問(法学、政治学、歴史学、神学、哲学、数学、経済学、自然哲学(物理学)、論理学等)を統一し、体系化しようとした。その業績は法典改革、モナド論、微積分法、微積分記号の考案、論理計算の創始、ベルリン科学アカデミーの創設等、多岐にわたる。