『 戦争と平和 』
1869
近代ロシア文学
名著の概要
ジャンル
[
"文学",
"近代文学",
"近代ロシア文学"
]
テーマ
戦争
生きがい
幸せ
概要
ロシアの人々とナポレオンとの戦争を描いた長編小説でありながら、自分探しを続ける若者たちの成長の物語。戦争という激動の中で、生きがいとは何か、幸せとは何かを考察した著書。
目次
内容
19世紀前半のナポレオン戦争の時代を舞台に、アウステルリッツの戦いや、ボロディノの戦いを経てモスクワを制圧するもフランス軍が退却に追い込まれたロシア遠征などが背景。
1805年から1813年にかけてあるロシア貴族の3つの一族(ボルコンスキー公爵家、ベズーホフ伯爵家、ロストフ伯爵家)の興亡を中心に描き、ピエール・ベズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描していく。
登場人物の一人ピエール・ベズーホフは、著者の分身と見られ、没落していくロシア貴族から、大地の上で強く生き続けるロシアの農民の生き様への傾倒へと続くピエールの魂の遍歴は、著者の心の動きの反映とも言われる。
レフ・トルストイ
ロシア
著者の概要
ジャンル
[
"文学",
"近代文学",
"近代ロシア文学"
]
著者紹介
帝政ロシアの小説家、思想家。フョードル・ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀ロシア文学を代表する文豪。代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。文学のみならず、政治・社会にも大きな影響を与えた。非暴力主義者としても知られる。