旧約聖書
『 旧約聖書 』
不明
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経典

名著の概要

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[ "宗教学", "西洋宗教学", "経典", "ユダヤ教経典", "キリスト教経典", "イスラム教経典", "主要宗教学", "キリスト教" ]

テーマ

旧約聖書

概要

ユダヤ教およびキリスト教の正典である。「旧約聖書」という呼称は旧約の成就としての『新約聖書』を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教ではこれが唯一の「聖書」(タナハ)である。また、イスラム教においてもその一部が啓典とされている

目次

内容

『旧約聖書』の内容は古代イスラエル人・ユダヤ人の思想活動すべてを網羅するごとく多岐に渡っている。以下に旧約聖書に含まれる文書の概略を記す。 ・天地創造と部族長の物語 旧約聖書の冒頭が創世記である。 ・モーセと律法 創世記は以上で終わり、物語は出エジプト記につながっていく。 ・歴史記述  ユダヤ教にとっては、『(旧約)聖書』は唯一の正典であり、現在も行動を律する文字通りの法である。民族の歴史を伝え、イスラエルの地を民族の故地とする精神的な基盤を与え、行為と歴史の両面において文化的な一体性を与える書でもある。 対して、将来にユダヤを復興するメシア王を約束する『旧約聖書』を、キリスト教徒はイエス・キリストの出現を約束する救済史として読む。『旧約聖書』の代名詞にも使われる「律法」はもはやキリスト教徒の戒律ではないが、キリスト教徒にとっては『旧約聖書』の完成がイエス・キリストとその使信であり依然として重要な意義をもっているとされている。申命記から続けて、ヨシュア記ではヨシュアに率いられたイスラエル人たちによってカナンの諸都市が攻略され、そこに移住していく様子が描かれる。
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