月の吠える
『 月に吠える 』
萩原朔太郎
1917
俳句・詩

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "東洋文学", "日本文学", "近代日本文学", "俳句", "詩" ]

テーマ

孤独 憂鬱

概要

萩原朔太郎の第1詩集。詩56編を収録。鋭い感覚で口語の音楽性を追究し、独自の詩風を形成した。近代人の孤独や不安をとらえ、近代詩に新鮮な情緒を導き入れた画期的詩集。

目次

内容

詩の純粋性を追求し、自己固有の感情や感覚に固執してその発想と形式との緊張に満ちた統一を目指し、古い観念による語感から解放され、内面的な音楽性を獲得した口語自由詩を完成したところに特色がある。 日本近代詩の新しい誕生を示す書であり、朔太郎はこの処女詩集の成功により詩壇に確固たる地位を得た。
萩原朔太郎
萩原朔太郎
日本

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "東洋文学", "日本文学", "近代日本文学", "俳句", "詩" ]

著者紹介

日本の詩人。大正時代に近代詩の新しい地平を拓き「日本近代詩の父」と称される。 『月に吠える』、『青猫』の2詩集を出して口語自由詩による近代象徴詩を完成、以後の詩壇に大きな影響を与えた。他に詩集『純情小曲集』『氷島』、詩論『詩の原理』、アフォリズム集『新しき欲情』『虚妄の正義』など。