歓喜に寄せて
『 歓喜に寄せて 』
フリードリヒ・フォン・シラー
1785
近世ドイツ文学

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代ドイツ文学", "詩" ]

テーマ

喜び 自由

概要

ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章で歌われる。演奏される第一主題のこと教育機関で教科書に掲載され、生徒らによって暗誦されている。

目次

内容

歌詞は、シラーの詩作品「自由賛歌」がフランス革命の直後ラ・マルセイエーズのメロディーでドイツの学生に歌われていた。そこで詩を書き直した「歓喜に寄せて」、これをベートーヴェンが歌詞として1822年 - 1824年に引用書き直したもの。ベートーヴェンは1792年にこの詩の初稿に出会い、感動して曲を付けようとしているが、実際に第9交響曲として1824年に完成した時には、1803年改稿版の詩を用いている。 欧州連合(EU)が、ベートーヴェンの交響曲第九番の「歓喜の歌」を「EUの歌」に決定したのでもある。
シラー
フリードリヒ・フォン・シラー
ドイツ

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "近代文学", "近代ドイツ文学", "詩", "戯曲" ]

著者紹介

ゲーテと並ぶドイツ古典主義の代表者である。 独自の哲学と美学に裏打ちされた理想主義、英雄主義、そして自由を求める不屈の精神が、彼の作品の根底に流れるテーマである。青年時代には肉体的自由を、晩年には精神的自由をテーマとした。彼の求めた「自由」はドイツ国民の精神生活に大きな影響を与えた。