
『 法の哲学 』
1821
西洋近代政治学
名著の概要
ジャンル
[
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋近代政治学"
]
テーマ
国家について
政治について
法とは何か
概要
国家を主題とした政治哲学・法哲学の著作。内容としては所有や契約、不法について論じる第1部抽象法、責任、福祉、良心について論じる第2部道徳、家族、市民社会、国家について論じる第3部倫理から成り立っている。
目次
内容
客観的精神とは家族や市民社会、国家などの自由な人間の行為により生み出される精神の客観態である。それは抽象法、道徳性、人倫の三つの段階に区分され、この段階を通じて個別性と普遍性を統合する。
ヘーゲルは人倫もまた三段階に区分し、家族、市民社会、国家から成るものと捉える。家族とは愛情や感覚という形式における主体と客体の統一の段階であり、市民社会は市場においてもたらされる欲望に基づく労働の体系であり、国家は市民社会の欲望の体系を包摂しながら立法権や執行権、君主権を用いて普遍性を現実化させるために市民社会の利己性を監視する。
また国家は対外的には普遍性ではなく国際社会における特殊性を実現する意義がある。

ヘーゲル
ドイツ
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"西洋哲学",
"西洋近代哲学",
"歴史学",
"西洋歴史学",
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋近代政治学",
"芸術学",
"西洋芸術学",
"美学",
"西洋近現代歴史学"
]
著者紹介
ドイツの哲学者でドイツ観念論を代表する思想家である。
ヘーゲルは、古典に通じた慧眼で現実的かつ理想的な哲学を展開し、同時代のみならず後世にも大きな影響を与えた。
ヘーゲルは、元来、問答・対話の術を意味する弁証法について、思考及び存在の発展論理として積極的な意味付けを行ない大成化した。
それは、世界の本質は矛盾を内在させつつも、それを克服しようとして自己運動する躍動的生命とされることで、これまでの静止的な世界観はヘーゲル弁証法によって力動的なものに変えられていくというもの。世界は弁証法的運動過程、すなわち、諸要素の矛盾や対立を抱えながら、これを発展・解消させていく自己発展であると捉えられ、「精神」が理念としてみずからの自己実現を図る、精神の自己啓示に向けての運動過程、理念の歴史的な実現のプロセスとされるようになったのである。