生きがいについて
『 生きがいについて 』
神谷美恵子
1966
日本現代哲学

名著の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "日本哲学", "その他日本哲学", "日本現代哲学", "日本近代哲学" ]

テーマ

生きがいとは何か

概要

「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」  そんな問いを発し、人間にとって「生きがいとは何か」を真摯に追求した一冊の名著

目次

内容

著者の神谷美恵子(1914-1979)が「生きがい」という問題に直面したのは、四十三歳のとき。精神科医として働いた、岡山県のハンセン病療養施設「長島愛生園」。なぜ世の中には、絶望的な状況にあってなお希望を失わずに生きぬいている人たちがいるのか。ハンセン病患者たちに寄り添いながら、ハンセン病患者たちの姿を通じて「生きがい」の意味を考察し獲得した。
神谷美恵子
神谷美恵子
日本

著者の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "日本哲学", "その他日本哲学", "日本現代哲学", "日本近代哲学" ]

著者紹介

日本の精神科医。哲学書・文学書の翻訳やエッセイの著者としても知られる。 「戦時中の東大病院精神科を支えた3人の医師の内の一人」、「戦後にGHQと文部省の折衝を一手に引き受けていた」、「美智子皇后の相談役」などの逸話でも知られる。 1957年(昭和32年)に、長島愛生園におけるハンセン病患者の精神医学調査を開始した。愛生園での研究や1958年(昭和33年)に京都でおこなわれたゴッホ展を見たことがきっかけとなって、後に『生きがいについて』を構成する文章を書き進めていった。1965年(昭和40年)からは、長島愛生園の精神科医長に就任し、自宅から療養所へと通って治療にあたった。 なお、結核により療養生活へと入った際に、死ぬまでに「古典文学を読んでおきたい」とベッドの上で独学に励み、名著を読みふけった。イタリア語でダンテを、ドイツ語でヒルティを、さらに古典ギリシャ語で新約聖書を読み進めていった。その中でもマルクス・アウレリウスの『自省録』(ギリシア語)は、彼女の生涯を通しての座右の書となった。