『 真理を対象とした私の実験について 』
1927
宗教論
名著の概要
ジャンル
[
"宗教学",
"西洋宗教学",
"宗教論"
]
テーマ
ガンジーの自叙伝
人生について
宗教について
概要
非暴力・不服従を貫き、インドを独立に導いた宗教家ガンジーの自叙伝であり、人生論及び宗教論。
目次
内容
ガンディーは自分の人生を何よりも真理(Satya)探究という目的のために捧げた。
彼は、自分の失敗や自分自身を使った実験などから学ぶことを通して、この目的の達成を試みた。
ガンディーは「非暴力運動において一番重要なことは、自己の内の臆病や不安を乗り越えることである」と主張した。ガンディーは自分の理念をまとめ、初めは「神は真理である」と述べていたが、後になると「真理は神である」という言葉に変えている。よって、ガンディー哲学における真理(Satya)とは「神」を意味する。
マハトマ・ガンディー
インド
著者の概要
ジャンル
[
"宗教学",
"東洋宗教学",
"宗教論"
]
著者紹介
インドのグジャラート出身の弁護士、宗教家、政治指導者である。インド独立の父。
南アフリカで弁護士をする傍らで公民権運動に参加し、帰国後はインドのイギリスからの独立運動を指揮した。民衆暴動やゲリラ戦の形をとるものではなく、「非暴力、不服従」を提唱した。
この思想(彼自身の造語で「サティヤーグラハ」、すなわち「真理の把握」と名付けられた)はインド独立の原動力となり、イギリス帝国をイギリス連邦へと転換させた。さらに政治思想として植民地解放運動や人権運動の領域において、平和主義的手法として世界中に大きな影響を与えた。特にガンディーに倣ったと表明している指導者にマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ダライ・ラマ14世等がいる。
性格的には自分に厳しく他人に対しては常に公平で寛大な態度で接したが、親族に対しては極端な禁欲を強いて反発を招くこともあったという。