礼記
『 礼記 』
戴聖
1世紀(不明)
五経

名著の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "五経", "中国哲学" ]

テーマ

礼について

概要

周から漢にかけて儒学者がまとめた礼に関する書物を、前漢のころの戴聖が編纂したものである。全49篇。これは唐代以降、五経の1つとして尊重された。

目次

内容

現在通行している『礼記』は後漢の鄭玄注、唐の孔穎達疏の『礼記正義』(『十三経注疏』の一つ)や陳澔の注釈した『礼記集説』など、多数存在する。 また、『礼記』は『周礼』『儀礼』の「三礼」の中で一番読みやすく、礼の理解に便利だと言われている。『礼記』全49篇は各々独立した内容をもっている。 これを体系的に捉えるため、鄭玄は『三礼目録』を作り、特に『礼記』については劉向の『別録』に依りつつ、各篇を内容別に分類した。
戴聖
戴聖
中国

著者の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "五経", "中国哲学" ]

著者紹介

中国、前漢の学者。梁(りょう)(河南省)の人。字(あざな)は次君。叔父の戴徳(たいとく)を大戴とよぶのに対し、小戴とよぶ。「礼」を后蒼に学び、現在の「礼記(らいき)」49編を作った。生没年未詳。