『神曲』
『 神曲 』
ダンテ
13-14世紀
ルネサンス期

名著の概要

ジャンル

[ "文学", "中世文学", "ルネサンス期" ]

テーマ

喜劇

概要

地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部から成る、全14,233行の韻文による長編叙事詩。イタリア文学史上最大の古典とされ、世界文学史上でも大きな影響を与えてきた。また、『神曲』の持つファンタスティックな描写は、現代のSFやファンタジーの源流の一つともみなされている。

目次

地獄篇 (Inferno) 煉獄篇 (Purgatorio) 天国篇 (Paradiso)

内容

ユリウス暦1300年の聖金曜日(復活祭前の金曜日)、暗い森の中に迷い込んだダンテは、そこで古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会い、彼に導かれて地獄、煉獄、天国と彼岸の国を遍歴して回る。 ウェルギリウスは、地獄の九圏を通ってダンテを案内し、地球の中心部、魔王ルチーフェロの幽閉されている領域まで至る。そして、地球の対蹠点に抜けて煉獄山にたどり着く。 ダンテは、煉獄山を登るにつれて罪が清められていき、煉獄の山頂でウェルギリウスと別れることになる。 そして、ダンテは、そこで再会した永遠の淑女ベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、見神の域に達する。
ダンテ
ダンテ
イタリア

著者の概要

ジャンル

[ "文学", "中世文学", "ルネサンス期" ]

著者紹介

イタリア文学最大の詩人で、大きな影響を与えたとされるルネサンス文化の先駆者と位置付けられている。