経済学の歴史
『 経済学の歴史 』
ジョン・ケネス・ガルブレイス
1987
その他

名著の概要

ジャンル

[ "経済学", "西洋経済学", "その他経済学" ]

テーマ

経済学の歴史

概要

今世紀最高の経済学者が書き下した、大河「経済史」。50年来の構想、3年にわたる執筆、アリストテレス、スミス、マルクス、ケインズを語って縦横、未来としての現在を透視。諧謔と皮肉で、読者を魅了する筆致は健在。

目次

内容

『経済表』を考案したケネーはルイ15世寵妃の侍医であり、『国富論』の著者・スミスは道徳哲学の教授だった。興味深い経済学草創期からリカード、ミル、マルクス、ワルラスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の評伝と理論を解説。彼らの生きた時代と社会の発展をたどり、現代経済学を支える哲学と思想を再発見する。(講談社学術文庫) スミス以降、経済学を築いた人と思想の全貌創始者のケネー、スミスからマルクスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の生涯と理論を解説。 『経済表』を考案したケネーはルイ15世寵妃の侍医であり、『国富論』の著者・スミスは道徳哲学の教授だった。興味深い経済学草創期からリカード、ミル、マルクス、ワルラスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の評伝と理論を解説。彼らの生きた時代と社会の発展をたどり、現代経済学を支える哲学と思想を再発見する。 経済学の歴史を学ぶ理由の1つは、現代理論を盲信する危険性を防ぐことにあると思われる。 例えば、スミスは、本来、絶妙なるバランス感覚の持ち主であり、決して極端な自由放任主義者ではなかったが、いつの間にか自由放任主義哲学の元祖として「自由至上主義者」たちに学問的にも政治的にも利用されるようになった。だが、それがわかるには、そもそもスミスが何を考えていたのか正確に知っておかなければならない。経済学史の効用の1つがここにある。
ガルブレイス
ジョン・ケネス・ガルブレイス
カナダ

著者の概要

ジャンル

[ "経済学", "西洋経済学", "その他経済学" ]

著者紹介

カナダ出身の制度派経済学者。 身長は2メートルを超え、偉大な業績とも相まって「経済学の巨人」と評された。 20世紀においてその著作が最も読まれた経済学者といっても過言ではない。終身教授であったハーバード大学において、教鞭をとった1934年から1975年にかけて、50作以上の著書と1000を超える論文を著し、またルーズベルト、トルーマン、ケネディ、ジョンソンの各政権に仕えた。1961年、ケネディ大統領は、ガルブレイスを駐インド大使に任命したため、彼は1963年までその任にあった。