『 美学講義 』
1838
美学
名著の概要
ジャンル
[
"芸術学",
"西洋芸術学",
"美学",
"哲学",
"西洋哲学",
"西洋近代哲学"
]
テーマ
美学について
概要
絶対精神の顕現として人間の精神活動の最高位に位置する美と芸術の本質を根源的に明らかにする、ヘーゲル哲学の実践的精華を初のグロックナー版により完訳。芸術として受け入れられている営みの全体の構造を解体する講義。
目次
内容
人間にとって美とは何か。人はなぜ美を求めるのか。ホメロス、シェークスピア、ダ・ヴィンチ等々、古今の美的遺産を具体的に検証しつつ構築する、美と歴史と精神の壮大な体系。各誌紙絶賛の新訳により明らかになるヘーゲル哲学の新しさ。
目次
第1部 一般部門(芸術の一般部門(美の概念;美と精神の関係について;自然美と芸術美の区別))
芸術の特殊部門(芸術の象徴形式;芸術の古典形式;ロマン的芸術)
第2部 特殊部門(造形芸術(建築;彫刻;絵画)
音楽
語りの芸術(叙事詩;叙情詩;劇詩))
ヘーゲル
ドイツ
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"西洋哲学",
"西洋近代哲学",
"歴史学",
"西洋歴史学",
"政治学",
"西洋政治学",
"西洋近代政治学",
"芸術学",
"西洋芸術学",
"美学",
"西洋近現代歴史学"
]
著者紹介
ドイツの哲学者でドイツ観念論を代表する思想家である。
ヘーゲルは、古典に通じた慧眼で現実的かつ理想的な哲学を展開し、同時代のみならず後世にも大きな影響を与えた。
ヘーゲルは、元来、問答・対話の術を意味する弁証法について、思考及び存在の発展論理として積極的な意味付けを行ない大成化した。
それは、世界の本質は矛盾を内在させつつも、それを克服しようとして自己運動する躍動的生命とされることで、これまでの静止的な世界観はヘーゲル弁証法によって力動的なものに変えられていくというもの。世界は弁証法的運動過程、すなわち、諸要素の矛盾や対立を抱えながら、これを発展・解消させていく自己発展であると捉えられ、「精神」が理念としてみずからの自己実現を図る、精神の自己啓示に向けての運動過程、理念の歴史的な実現のプロセスとされるようになったのである。