老子
『 老子 』
老子
春秋時代
諸子百家

名著の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "諸子百家", "中国哲学" ]

テーマ

世界について 人間について 人生について

概要

諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。無為自然を中心とする思想を唱えた書。

目次

内容

『老子道徳経』は5千数百字(伝本によって若干の違いがある)からなる。全体は上下2篇に分かれ、上篇(道経)は「道の道とすべきは常の道に非ず(道可道、非常道)」、下篇(徳経)は「上徳は徳とせず、是を以て徳有り(上徳不徳、是以有徳)」で始まる。『道徳経』の書名は上下篇の最初の文句のうちからもっとも重要な字をとったもの。 中心的な思想は無為自然。老子の根幹の思想である無為自然とは、自然との融合を目指すという意味は持たず、「あるがままに暮らすべきだ」との思想。
老子
老子
中国

著者の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "諸子百家", "中国哲学" ]

著者紹介

中国春秋時代における哲学者。 諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。道教のほとんどの宗派にて老子は神格として崇拝され、三清の一人である太上老君の神名を持つ。 書物『老子』(またの名を『老子道徳経』)を書いたとされるがその履歴については不明な部分が多く、実在が疑問視されたり、生きた時代について激しい議論が行われたりする。