『 荘子 』
戦国時代
諸子百家
名著の概要
ジャンル
[
"哲学",
"東洋哲学",
"諸子百家",
"中国哲学"
]
テーマ
世界について
人間について
人生について
概要
道教の始祖の一人。荘子の思想はあるがままの無為自然を基本とし、人為を忌み嫌うものである。軸となる傾向は徹底的に価値や尺度の相対性を説き、逆説を用い日常生活における有用性などの意味や意義にたいして批判的である。
目次
内容
著書とされる『荘子』(そうじ)は、西晋の郭象が刪訂した内篇七篇、外篇十五篇、雑篇十一篇の構成のものが現在に伝わっている。
内篇は逍遙遊、斉物論、養生主、人間世、徳充符、大宗師、応帝王
外篇は駢拇、馬蹄、胠篋、在宥、天地、天道、天運、刻意、繕性、秋水、至楽、逹生、山木、田子方、知北遊
雑篇は、庚桑楚、徐無鬼、則陽、外物、寓言、譲王、盗跖、説剣、漁父、列禦寇、天下
荘子
中国
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"東洋哲学",
"諸子百家",
"中国哲学"
]
著者紹介
中国戦国時代の宋の蒙(現在の河南省商丘市民権県)に産まれた思想家で、道教の始祖の一人とされる人物である。
『史記』のある挿話には、楚の威王が荘子の評価を聞き宰相に迎えようとし、礼物を持って荘子を訪ねた。すると荘子は「千金は大したもの、宰相は最高の地位でしょう。しかし郊祭の生贄になる年をご覧なさい。長年、美食で養われ、錦繍で飾られ、最後には祭壇にひかれていく。その時いっそ野放しの豚になりたいと思うも、手遅れなのです。わたしは自由を縛られるより、どぶの中で遊んでいたい。気の向くままに暮らしたいのです。」といい断った