
『 葉隠 』
1716
その他近世日本哲学
名著の概要
ジャンル
[
"哲学",
"東洋哲学",
"日本哲学",
"その他日本哲学",
"武士道",
"日本近世哲学"
]
テーマ
武士道とは
概要
武士としての心得が書かれた著書。 「朝毎に懈怠なく死して置くべし(聞書第11)」とするなど、常に己の生死にかかわらず、正しい決断をせよと説いた。後述の「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」の文言は有名である。
目次
内容
江戸時代はじめ、幕府の意向で中央に近いところでは儒教的な服従と秩序と規律の価値が重視され、武士は役人としての仕事にあくせくしていた。
しかし江戸から遠ざかるにつれ、教養のある人々のところから、もっと鬱屈した人間たちのところへ行くにつれて、中央の思想とは違った感情に人は出会うこととなる。名誉心はいっそう峻厳なものとなり、忠誠心はいやが上にも賛美され、単に有用なだけの才能を軽侮することをもってよしとする風があった。
死が身近であった戦国の精神がそこには生き残っていた。山本常朝が九州の片隅、肥前(今の佐賀市)で最もラディカルな武士道の書、『葉隠』を口述しえたのはそのような背景がある。
葉隠の真意は、自己を中心とした利害に基づく判断からの行動は、結局のところ誤った行動となってしまう。
そのため、本当に最良の行動ができる心境とは、自己を捨てたところ、すなわち自身が死んだ身であるという心境からの判断であり、そのような心境から得られる判断が、自分も含めた全体にとって最良の結果を生むというところにある。

山本常朝
日本
著者の概要
ジャンル
[
"哲学",
"東洋哲学",
"日本哲学",
"その他近世日本哲学",
"武士道",
"日本近世哲学"
]
著者紹介
江戸時代の武士、佐賀藩士。『葉隠』の口述者。