講孟余話
『 講孟余話 』
吉田松陰
1856
その他近世日本哲学

名著の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "日本哲学", "その他日本哲学", "日本近世哲学" ]

テーマ

世界について 人間について 人生について 学問について

概要

江戸時代末期,吉田松陰が,『孟子』に関する注釈と見解をまとめた書物。幕末の尊王思想家吉田松陰(しょういん)の著作中、質量とも第一の主著。

目次

内容

松陰は嘉永7 (1854) 年 10月 24日江戸獄から故郷萩の野山獄に移されたが,安政2 (55) 年4月 12日から翌年6月 13日まで,すなわち免獄後の自宅謹慎中まで,『孟子』の講義をした。この講義の間に書きとめた注解,所感,意見,評論などを集めたものが本書である。哲学,教育,政治,外交,そのほか万般にわたる松陰の一貫した思想を示しており,その後の松陰の思想の発展の基礎をなすものである。
吉田松陰
吉田松陰
日本

著者の概要

ジャンル

[ "哲学", "東洋哲学", "日本哲学", "その他近世日本哲学", "日本近世哲学" ]

著者紹介

日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者。山鹿流兵学師範。 一般的に明治維新の精神的指導者・理論者・倒幕論者として知られる。 私塾「松下村塾」で、のちの明治維新で重要な働きをする多くの若者に思想的影響を与えた。 康有為は、吉田松陰の『幽室文稿』を含む陽明学を研究したといわれる。また、康有為の弟子の梁啓超は1905年、上海で『松陰文鈔』を出版するほど、陽明学を奉じた吉田松陰を称揚した。