『ニコマコス倫理学』
アリストテレス
正義とは何かを考察し、そのための観点の一つとして利得に着目する。
それは一方が損失を被り、他方が利得を得る場合、一方から過多としての利得を奪い、
刑罰によって均等化すると説いている。
利得の観点から黒人差別を考えるとどうとらえられるかを考えるための著書。
『道徳および立法の諸原理序説』
ベンサム
功利主義を提唱し、最大多数の最大幸福が重要と説く。
個人の幸福ではなく「社会全体」の幸福度を優先させる考え方。
幸福・功利という観点から、黒人差別はどうとらえられるか考えるための著書。
『自由論』
J.S.ミル
人間の自由について論じた著書で、その中で危害の原理を述べた。
これは、人間の自由は他人に危害を与えない範囲の中でのみ適用されるべきものとした。
黒人差別は自由という権利の観点からどうとらえられるかを考えるための著書。
『正義論』
ジョン・ロールズ
正義とは何かを考察した世界的名著。
他者を侵害しない範囲での基本的人権、そして社会・経済的不平等に対して機会均等が保たれることと説く。
正義・機会均等という観点で黒人差別を考えた場合にどうとらえられるかを考えるための著書。