『全体主義の起源』
ハンナ・アーレント
ナチスを研究し、全体主義とは何か、全体主義を生成するメカニズムは何かを研究した名著。
擬似宗教的な「世界観」を掲げることで全体主義が完成されていくことと説いており、
中国共産党をどうとらえるかを考えるための名著。
『夜と霧』
フランクル
ナチスにより強制収容所に送られた体験を通して、独裁政治の内実や暴走の末路を描写した小説。
中国共産党が行う独裁政治の危険性を深く理解することができる名著。
『1984年』
オーウェル
一党独裁政治で国民を制圧してしまった時、描かれるディストピアとはどのような姿か説いている。
国家が個人の権利を侵害できる環境はどういうものかを理解するための名著。
『蒼穹の昴』
浅田 次郎
清国の没落を題材に、激動の中国の歴史を描いた歴史小説。
その中で香港がどのような経緯でイギリスの手に渡り、中国が一国二制度を導入したか描かれている。
『ハーモニー』
伊藤計劃
高度にテクノロジーが発展したことで、個人の健康状況もビッグデータで国家に管理される
「健康管理・独裁社会」というディストピアを描いたSF小説。
1984年同様に独裁社会・管理社会における悲劇を描いている。